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ニュース (1月20日)

(論説)阪神淡路大震災を振り返り、教訓を学ぶ

ロバート・D・エルドリッヂ(在日米海兵隊基地政務外交部次長)

ロバート・D・エルドリッヂ博士
ロバート・D・
エルドリッヂ博士
【在日米海兵隊】20年前の1月17日の朝5時、私はいつものように起きてからコーヒーを作り、本を開いた。

その前々日の15日、2年以上ぶりにクリスマスを過ごしたアメリカから日本に戻ってきたばかりだった。

故郷のニュージャージー州で、カフェインフリーのコーヒーをずっと飲んでいたが、大阪府豊中市にある学生向けの下宿にそれは無かったので、普通のコーヒーを用意した。

飲み始めてから40分後、体全体が揺れた。

最初は、カフェインのせいかなと思ったが、地面が動き出し、建物が揺れ、部屋が激しく上下に動き、家具などが部屋中飛び始めると、コーヒーではないことが直ぐ分かった。

これは、神戸や兵庫県の南部を破壊し、6千名以上の命を奪ったマグニチュード6.8の阪神淡路大震災だった。

犠牲者の中には、生きていたら著名な政治学者になるはずの私の同級生の工藤純君と、もう一人は、私の後輩で、有名な新聞記者になる予定で、内定も貰っていた森渉君であった。

地震は20秒間続いたと後で聞いたが、地震前から起床していた私からすれば、一生揺れたという感覚だった。人生で最も怖かった瞬間だ。

近所の方々の安否を確認し、けが人に手当てをしてから、将来結婚するつもりであった恋人に電話し、彼女の家族の安否を確認した。

その後、私は大阪から神戸まで通常自転車で通いながら、約3ヶ月間ボランティア活動を行った。

アメリケアズという国際支援団体のための通訳を含め、食事の配布、避難所の維持、救援物資の運搬、またお手洗いの掃除もした。これが陸上自衛隊との最初の出会いでもあった。

数十年ぶりの大災害で、日本政府の対応は準備不足で不十分であったが、地域社会は団結した。

日本はこのとき多くの教訓を学んだ。

ボランティア精神、自衛隊への信頼、関連機関との連携、災害準備の重要性への意識が芽生え、法律が改定された。

結果として、その後2万人近くの犠牲者と行方不明者を出した2011年3月の東日本大震災を含めた震災で、日本は驚くほどよく対応をしてきた。

私は神戸地震を身近で経験したことを受け、大阪大学での研究やその後の海兵隊での勤務を通して日本の危機と災害対応における発展に密接に関わってきており、これまでに在日米軍との協力を含む様々な提言を行ってきた。

それらの提言は2011年3月の震災までは見過ごされてきたが、しかし個人的な関係や自衛隊と米軍との間に存在していた組織的な関係のおかげと、米軍が日本に前進配備されているという事実で、私たちは迅速かつ比較的スムーズに対応することができた。

この素晴らしい大規模な共同救助活動はトモダチ作戦として知られるようになった。

それ以降、私たちは協力の習慣を築くために、太平洋沿岸の被害を受けやすい地域と緊密に関わってきており、県や自衛隊、米軍との間の人間関係を発展させている。

私たちは相互訪問や人事交流、講習や対応能力の説明を行うほか、国内での数々の災害訓練に参加している。(詳しい情報は、在日米海兵隊の広報部が用意したパンフレット「人道支援・災害救助活動―いつでも出動します!」をご覧下さい。www.okinawa.usmc.mil/Docs/HADR.pdf)これらの絆は次の来たる災害で効果をもたらすであろう。

神戸での震災の後、母国アメリカにいる友人たちからは、「運が悪かったな」と言われたが、決してそうではなく、日本国民と共に震災を体験し、近所や地域のために働けた光栄を頂いたと彼らに説明した。

神戸での震災の時、私が一番いるべき場所は神戸だった。同じことは、東日本大震災のときにも言える。災害時に私は、日本人を救援するところ以外には居なくてもいい。

日本と米国が同盟国であることから、日本は米軍の前方展開を許可している。

しかし、日本と米国が同盟だから救援活動をした訳ではない。友人だからこその活動であった。

日米は今後も恐らく様々な困難に直面するでしょうが、同盟国として、そしてそれ以上に友人として共にそれに立ち向かえることは、心強いです。


エルドリッヂ博士は日本に25年間在住しており、現在、米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長。トモダチ作戦の際、仙台駐屯地で在日米軍の前方司令部の政治顧問を務めた。

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気象庁による台風最新情報 台風最新情報
米軍が使用する台風コンディションコード TCCOR
在日米海兵隊によるトモダチ作戦 トモダチ作戦
このサイトは米国海兵隊の公式サイトです。                      Posted January 20, 2015