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ニュース (11月18日)

ある海兵隊員の一生

仲間のために自己の命を犠牲にしたラファエル・ペラルタ軍曹
仲間のために自己の命を犠牲にしたラファエル・ペラルタ軍曹
【米海兵隊】12年前の11月15日、愛国心と仲間への強い友情を抱いた若い海兵隊員の命が犠牲になりました。

その勇敢な海兵隊員のストーリーを皆さんにお伝えします。

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「俺のことを、そしてアメリカ人であることの誇りを忘れないでくれ」

ラファエル・ペラルタ軍曹は、イラクのファルージャでの家屋捜索中に攻撃を受けて亡くなる前夜、弟にこの言葉を書き残していました。

この言葉は、海兵隊員であることを誇りとするペラルタ軍曹の性格をよく表しています。

ペラルタ軍曹の実家にある彼の寝室には、海兵隊新兵訓練の修了証書とともに、アメリカ合衆国独立宣言とアメリカ合衆国憲法権利章典のコピーが飾られています。

1997年、ペラルタ軍曹はカリフォルニア州サンディエゴにあるモース高校を卒業すると、すぐに海兵隊への入隊を希望しましたが、入隊にはグリーンカード(永住権)が必要でした。

2000年、やっとの思いでグリーンカードを取得すると、その日のうちに海兵隊に入隊を果たしました。

彼は海兵隊員として勤務しながら、アメリカ市民権を取得しました。

海兵隊員として訓練を重ねる中、熱意と愛国心を持つ隊員として認められるようになり、2000年の後半に海兵新兵訓練所の基本術科学校を修了しました。

続いてカルフォルニア州ペンドルトン海兵隊基地の歩兵訓練校に進み、狙撃兵としての腕を磨きました。

2001年、海外に派遣中、父親が勤務中の事故で亡くなるという悲報が飛び込みました。

実家に戻ったペラルタ軍曹は、突然の不幸にも屈せず、「新しい一家の主」として家族を支え、同時に、ペンドルトン基地で一層訓練に励みました。

2003年、ハワイ州カネオネ海兵隊基地へ配属となり、そこで兵役をさらに4年延長しました。

2004年、偵察隊のリーダーとして「イラクの自由作戦」の一員としてイラクへ派遣されました。

イラクでの二回目の大規模作戦「新たな夜明け作戦」では、ファルージャでの任務に深く関わりました。

反乱軍捜索のため数多くの家宅捜索を3日間行った晩、人手不足の部隊に頼まれ、彼は自ら志願し夜の見張り役を買って出ました。同僚に休息する時間を与えたかったのです。

その晩、彼は14歳の弟に手紙を書くためペンを取りました。

翌朝、ペラルタ軍曹が加わった部隊は捜索に出発し、6軒の家屋の捜索を無事終えました。

そして7軒目の家屋で、フロントマンが後部の部屋への扉を開けた瞬間、至近距離から複数の自動小銃による銃撃を受け、海兵隊員も反撃しました。

海兵隊員が銃撃戦を抜け出そうとする中、ペラルタ軍曹は被弾し倒れ込みました。

反乱者は建物から逃げる際、手榴弾を部屋に投げ込みました。

そしてその手榴弾はペラルタ軍曹のすぐ近くに転がりました。

ペラルタ軍曹は、躊躇することも、自分の安全を省みることなく、手榴弾に手を伸ばし自分の体に抱え込みました。

身近に立つ仲間を爆破の衝撃から守ろうとしたのです。

この爆破で彼は命を落としましたが、敵にひるむことなく勇敢に戦い、任務への責任感を示した彼の行動は、海兵隊の伝統を示していました。

ペラルタ軍曹は2004年11月15日の朝、ファルージャで亡くなりました。享年25歳でした。

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仲間のために自己の命を犠牲にしたラファエル・ペラルタ軍曹の墓標
仲間のために自己の命を犠牲にしたラファエル・ペラルタ軍曹の墓標
ペラルタ軍曹は、海軍十字章をはじめ、名誉戦傷章、戦闘行動章、海兵善行章、国防従事章、イラク従軍章と青銅星章、対テロ戦争派遣章、海軍・海兵隊海外勤務章と数々の勲章を受章しました。

そして現在は、サンディエゴの国立墓地で静かに眠っています。

ペラルタ軍曹の勇気ある行動は、新兵訓練でも軍の高官の間でも、米国海兵隊の伝説として語り継がれています。

2007年、沖縄県金武町にあるキャンプ・ハンセンに駐屯する第31海兵遠征部隊は、司令部がある建物を「ペラルタ・ホール」と名付けました。

2012年、レイ・マバス海軍長官は彼の名誉を称え、駆逐艦に彼の名を冠することを発表しました。

駆逐艦ラファエル・ペラルタは、世界のどこへ行こうとも“Fortis ad Finem(最後まで勇気を持って)”というメッセージを伝え続けます。

そして、この言葉が、家族を深く愛し、たとえ自らが犠牲になってでも仲間を守ることを貫いたペラルタ軍曹の犠牲を語り継ぎます。

「最後まで勇気を持ち続けた」若者の物語として。

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気象庁による台風最新情報 台風最新情報
米軍が使用する台風コンディションコード TCCOR
在日米海兵隊によるトモダチ作戦 トモダチ作戦
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